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こんにちは。
2025年9月上旬頃にトルコのカッパドキアに行きました。
その時にカッパドキアでトレッキングした記事です。
カッパドキアで気球を見ずにトレッキングした一人旅野郎の話
カッパドキアというかトルコは思ったより物価が高かったです。日本ぐらいの物価感でしょうか。
レストランで外食すると観光地なだけあって一人前の食事で3000円弱かかったりします。
無職の僕がこの旅の期間中に訪れた国の中で今のところ一番物価が高い国でした。
カッパドキアは、トルコ中部にある独特な景観で有名な地域です。
火山活動でできた柔らかい岩が、風や雨で長い年月をかけて削られ、「奇岩」と呼ばれる不思議な形の岩々が並んでいます。
主な見どころは
・ギョレメ国立公園:岩をくり抜いて作られた教会や住居がある世界遺産。
・熱気球ツアー:朝焼けの空に無数の気球が浮かぶ光景が人気。
・地下都市:古代キリスト教徒が迫害を逃れて暮らした地下の町。
自然の造形と人間の歴史が一体となった、幻想的な場所です。

カッパドキアでお金を使わずに一人で出来る遊び。それはトレッキング。
カッパドキアの気球に乗ると安くても80-100USDほどかかるみたいです。まあ値段はそれとしても他にも懸念点があります。カッパドキアというのは世界的な観光地なだけあって、観光客だらけです。バックパッカーというか一人旅している人は少数派です。(そんなこと言い出したら一人旅なんてそもそも少数派ですが、それを差し引いても肩身が狭い)
カッパドキアの拠点となる町であるギョレメは奇岩を利用して作られたホテルが立ち並ぶ何ともロマンチックな場所なので、恋人同士で来るのにお勧めすぎる場所なのです。
カップルや夫婦、家族の中で一人気球に乗るほど虚しいことはありません。ホステルで友達でも出来れば良いのですが、残念ながらこのときはイカれた中国人の初老オヤジのみで一緒に気球に乗る感じではとてもありません。
というわけで、気球は見送りハイキングしました。
カッパドキアのハイキング情報
実のところ、カッパドキアのハイキングエリアというのは何とも狭いエリアです。一日歩き回ればある程度制覇出来る広さです。(とは言っても東京ドーム500個分以上の広さはあると思います)
カッパドキアハイキングの見どころ
ラブバレー(Love Valley)
奇妙な形の「キノコ岩」「男性的な岩」で有名。ギョレメ〜チャウシン間をつなぐ人気ルート。
ローズバレー(Rose Valley)
夕焼けが美しいピンク色の岩壁。途中に岩窟教会が点在。夕方の散歩にもおすすめ。
レッドバレー(Red Valley)
ローズバレーの隣。赤く染まる岩の景観が圧巻。展望台からのサンセットが名物。
ピジョンバレー(Pigeon Valley)
鳩の巣跡が岩壁に残る谷。ウチヒサール城とギョレメを結ぶ、歩きやすい定番コース。
ゼルヴェ渓谷(Zelve Valley)
かつて人が岩の中で暮らしていた廃村エリア。幻想的な岩窟群が見られる。
パシャバー(Pasabag / Monks Valley)
巨大な三つ頭のキノコ岩が立ち並ぶ代表的景観。短時間の散策にも◎。
らしいです。ぶっちゃけると僕は一人で適当に歩き回っていたので、どれがどれかわかりませんでした。Red valleyとか看板はあるのですが曖昧なんですよね。


ハイキングの準備
Maps.meというオフラインマップをスマホに入れておきましょう。迷うと思うので、あると安心です。
無料なので安心してください。
その他、水や食料など適当に持っていきましょう。エリア内にはカフェもあるので食事も出来ますよ。

実際に歩いたルートと感想
僕はギョレメの宿を出発して、ラブバレーからローズバレー、そしてレッドバレー方面をぐるっと回って帰ってきました。あっちこっちうろうろして距離にするとおそらく20kmほど。途中で写真を撮ったり寄り道をしたりしながら、トータルで8時間くらい歩きました。
Maps.meでLove valleyやRose valleyと検索すれば簡単に行けます。(2時間くらい歩けば到着出来るはず)
序盤のラブバレーは歩きやすく、巨大な奇岩の間を縫うように進んでいくルート。人影も少なく、風の音と自分の足音だけが響く静かな時間が心地よかったです。
ローズバレーに近づくと道が入り組み、まるで自然の迷路のよう。看板も曖昧で少し迷いながら進むのですが、それもまた楽しい。途中で欧米人のハイカーと何人かすれ違いましたが、みんな気ままに散策している感じで、観光地というより“旅人の遊び場”という雰囲気でした。

途中、旗が立っている丘のような頂上にも登りました。上から見渡すカッパドキアの景色は圧巻で、まるで大地が波打っているようでした。午後に歩いてもバギーの音は聞こえず、乗馬ツアーの姿も見かけませんでしたが、道のあちこちに馬のフンがあったので、普段はツアーコースになっているのでしょう。

野犬には出会いませんでしたが、いるという話もあるので注意は必要です。この日は一日中歩いて出会ったハイカーは10人ほど。観光地の賑わいから離れ、静寂の中で奇岩群を眺めながら歩く時間は、まさに「地上のカッパドキア」を独り占めしている気分でした。
ハイキングの注意点
・時期によると思いますが、日中は非常に暑く、日陰も少ないため朝か夕方に歩くのがベター。
・道標が曖昧なので、オフラインマップ(Maps.me)の利用がおすすめ。
・一部エリアでは野犬が出ることも。焦らず静かに離れるのが基本。
・谷の途中にはカフェや売店がありますが、営業していない場合も多いので水は多めに。
・岩場は滑りやすい場所もあるので、サンダルよりスニーカーが安心です。ハイキングシューズがあるとベター。
まとめ:歩いてこそわかるカッパドキアの魅力
カッパドキアといえば気球のイメージが強いですが、地上から見上げる奇岩の世界も負けていません。ハイキングならお金をかけずに、自分のペースでじっくり楽しめます。観光の喧騒から離れ、風と光を感じながら歩く時間は、まさに旅のご褒美です。
派手なアクティビティよりも、静かに自然と向き合う旅がしたい人に。カッパドキアのトレッキングは、その魅力をいちばん深く感じられる方法だと思います。


カッパドキアの拠点の街ギョレメでは素敵な洞窟宿がたくさんあります。貧乏バックパッカーでない方はぜひ宿泊してみてはいかがでしょうか!
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