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ナイロビを訪れる旅行者の中には、キベラスラムを訪れることに興味がある方もいるのではないでしょうか? 僕は先日、実際にキベラスラムの観光ツアーに参加してきたので、その体験をレポートしたいと思います。
ツアーの概要と料金
僕が参加したツアーの料金は20USドルでした。ツアー内容は、ガイドさんが同行してくれて、行きは通常の市バスでキベラまで移動。ツアー終了後も、市バスで宿泊施設まで送ってくれるというものでした。
ちなみに、僕が宿泊していたのはナイロビの日本人旅行者にはお馴染みの安宿、ニューケニアロッジです。キベラスラム観光ツアーを予約したのもここニューケニアロッジ。
バックパッカーにはオススメの宿ですよ。一般的な旅行者の方にはボロ宿にしか見えないと思いますが、ツアーのみの予約も可能なのでぜひニューケニアロッジを検討してみてください。一泊シングル1000KESで朝食付きです。


キベラスラムってどんなところ?
キベラスラムは、ケニアの首都ナイロビに位置するアフリカ最大級のスラム街の一つです。非常に多くの人々が密集して暮らしており、インフラが十分に整備されていない地域です。正確な人口を把握することは難しいとされていますが、推定で数十万人から100万人以上が暮らしていると言われています。その中には、ケニアの様々な民族グループの人々が混在しており、たくましい生活と独自の文化が息づいています。
こんな感じのトタン屋根の家が密集しています。
スラムというのはホームレス達の生活空間とは違い、多くの家族が家を持っており、狭いエリアで皆生活しています。


日本語で書かれているグラフィティを発見しました。
日本人でキベラをサポートしている方が居るみたいです。

ガイド同行で安心!危険性は?
スラム街と聞くと、治安面を心配する方も多いかもしれません。私も参加前は少し不安でしたが、地元キベラ出身のガイドさんがずっと同行してくれたので、危険を感じることはありませんでした。ガイドさんは現地の状況を熟知しており、安全なルートを選んで案内してくれます。初めて訪れる方でも、ガイド付きなら安心して参加できるでしょう。
住民との交流、写真撮影の注意点
キベラスラムでは観光ツアーが盛んに行われているため、住民の方々は外国人慣れしているように感じました。すれ違うと笑顔で挨拶してくれたり、子どもたちが手を振ってくれたりと、温かく迎えてくれる場面も多かったです。
ただし、写真撮影には注意が必要です。私たちが写真を撮ろうとすると、一部の住民の方々は不快感を示し、怒り出す場面もありました。彼らの生活圏であることを忘れず、無断での撮影は絶対に避けましょう。写真を撮りたい場合は、必ず相手に許可を取るようにしたほうが良いです。
おそらく犯罪に関わることで生活している人々がいるのではないかなと思います。




スラムツアーを通して思うところ
僕はスラムツアーが割と好きで今まで何度か他の国で行ったことがある。
スラムというのは沢山の貧困層が密集して生活しているインフラが整っていないエリアのことである。
僕はご縁があってナイロビで出会った日本人3名と一緒にキベラスラムツアーに参加した。その中で一人の女性がキベラを散歩中に「これは普通の商店街!見たいのと違う!」と言っていたのが印象的だった。
そうなのである。スラムというのは大都市による貧富の格差や地方から都市部へ流入する大量の人々などの条件から出来上がってしまう場所なので意外と物資は揃っているように見える。もちろん普通の街のように路上で商売している人も多数いるのである。
よく見れば上水道のインフラが整っていないので、みんな水タンクを持ち運んで生活していたり、生活用水を川に垂れ流していて異臭がするものの、田舎で質素な生活をしている素朴な村人の方がよほど非文明的な生活をしていたりする。スラムだからといって非文明的な生活をしている訳では決してないのである。
また、ツアーで外国人観光客に対して彼らは生活エリアをオープンにしているので人々は明るく迎えてくれる。飢えたアフリカ人が大勢いると思っている人には拍子抜けだろう。彼らは普通の人間であり、前を向いて生きているように少なくとも僕の目には見える。
スラムの人々というと、ご飯もろくに食べることが出来ないような貧しい人々を想像するかも知れないが、実際にはそこまで貧困ではないように見える。なんとかなっているのだろう。そういう人達には会うことはなかった。彼らはホームレスと違い家もある生活である。
スラムツアーの後というのは何とも微妙な気持ちになる。生まれた環境が悪かっただけで厳しい生活をしている人々が世の中には沢山いる。自分はただ日本に生まれ育っただけであるが、日本から遠路はるばるケニアまで来た飢えにキベラスラムの住民に20USD払って彼らの生活環境を見せてもらっている。
何と不公平なのだろうかと思う。彼らが幸せに生きられることを願っている。
ケニアはマラリアの危険性があるので、蚊対策グッズがあると安心です。
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