ケニア・ラム島は行く価値あり?2週間滞在してわかった魅力とリアルを全公開

ケニア
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ケニアの秘島、ラム島へようこそ!時が止まったかのようなスワヒリ文化の楽園

ラム島ってどんな所?簡単なラム島紹介

ケニアというと雄大なサバンナとライオンや象を初めとしたアフリカっぽい動物たちをイメージするのではないでしょうか?
実はケニアには海があり、人口2万5千人ほどのスワヒリ文化の根付く車禁止の独特な島があります。その名もラム島(Lamu island)、今回はそんな摩訶不思議な秘島ラム島を紹介します!

実は僕もケニアに来るまではラム島の存在すら知りませんでした。ナイロビで出会った旅人からラム島面白いよと紹介されてやってきました。

ロバと船が行き交う、車のない島

ラム島に一歩足を踏み入れると、まず驚くのがその静けさです。島には舗装された道路がほとんどなく、自動車の乗り入れが禁止されています。人々の主な交通手段は、ロバか、昔ながらの木造帆船「ダウ船」。モーターバイクも数台ありますが、まだ島に入ってきて新しいとか。

石畳の細い路地をロバがのんびりと歩き、海ではダウ船の白い帆が風を受けて優雅に進む。そんな光景が日常に溶け込んでいるのです。「急がず、ゆっくりと(ポーレポーレ)」というスワヒリ語がぴったりの、穏やかな時間が流れています。

スワヒリ文化が息づく世界遺産の町並み

ラム島の旧市街は、東アフリカで最も古く、保存状態の良いスワヒリ文化の集落として、2001年にユネスコの世界遺産に登録されました。サンゴ石とマングローブの木材で造られた家々が迷路のように入り組んだ路地に立ち並び、精巧な彫刻が施された木製の扉が訪れる人々を魅了します。アラブ、ペルシャ、インド、そしてアフリカの文化が融合して生まれた独自の建築様式や文化は、さながら生きた博物館のようです。

ラム島で体験したいこと

  • ラム旧市街の散策: 迷路のような路地裏を気の向くままに歩き、歴史の息吹を感じてみましょう。ロバのための病院「ドンキー・サンクチュアリ」もユニークな見どころです。
  • ダウ船でのサンセットクルーズ: インド洋に沈む夕日を眺めながらのダウ船クルーズは、ラム島でのハイライトの一つ。ロマンチックなひとときを過ごせます。これは絶対オススメです。2時間くらいダウ船に乗って3000シリングぐらいが相場っぽいです。
船長はこの方 ワンピースのキャラクターみたいな顔です
  • シェラ村でのリラックスタイム: 旧市街から少し足を延くしたシェラ村には、美しい白砂のビーチが広がります。おしゃれなカフェやブティックもあり、のんびりと過ごすのに最適です。
  • スワヒリ料理に舌鼓: 新鮮なシーフードやココナッツ、スパイスをふんだんに使ったスワヒリ料理は絶品です。サモサやシーフードカレーなどをぜひ味わってみてください。

ラム島へのアクセスとホテルについて

ラム島へのアクセスは大きく分けて2通りです。

1つ目の方法はラム島近くのマンダ島空港まで飛行機で行き、ボートでラム島へアクセスする方法。

2つ目の方法はナイロビ→モンバサ→ラム島へとバスとボートを使って行く方法。

僕はもちろんバスで移動しました。

モンバサへ行くと複数のバス会社があります。適当に金額を聞いてバスを予約します。その後バスに乗ってラム島手前の船着き場まで行きます。船着き場で200シリング払ってラム島へ行けました。

僕はTSSというバス会社を利用しました。モンバサを朝6時に出発して夕方5時頃にラム島に到着出来ました。色々と不満があるスローバスだったので別にオススメではありません。金額1,500シリングでした。

ちなみにラムからモンバサに戻るときはBuscarという会社で予約したら1,200シリングでした。

こんなボートで20分ほどかけてラム島へ上陸

バックパッカー向けアドバイスとしては、ラム島に限らずケニアではホテルをネット予約せずに現地で探したほうが安価でいい部屋が見つかります。僕の宿泊したYumbe Guesthouseという1泊1000シリングの宿は個室で雰囲気も良くオススメです。

ラム島のリアルな所はどうなのか

実際のところラム島はどうなのか?というのが皆さんが気になる所でしょう。

結論から言うと個人的には万人にオススメ出来るような場所ではありませんが、ケニアに来た人はついでに行く価値があると思います。

まず簡単にラム島の良い所を挙げると、狭い島なので皆が家族のような関係性にありフレンドリーな人が多いです。狭い迷路のような町並みとロバを使って生活している人々を見るのはなんとも異世界に来た感じがします。

ラム島の嫌な所として、ローカルガイドがウザすぎます。多くのローカルガイドが良い人風を装って観光客に接近してきます。口先ばかりで適当なことを喋り彼らは巧みにお金を請求してきます。海外サイトを調べても数々の報告があるので気をつけてください。

家族が病気だから、収入がなく数日ご飯食べてないから、ガイドしてあげたから(要求してないのに)などと理由を付けてお金をくれと言ってきます。

狭い島なので歩いていると毎日のようにローカルガイドと顔を合わせることになってしまいます。彼らは何かと先払いでお金を要求し、渡すと最後でお金は帰ってこなくなり、あーだこーだと理由を付けて対価を支払いません。

絶対にお金は先払いしてはいけません。

僕が引っかかった詐欺の一例

とある男に『魚を買ってオレの家で今晩一緒にご飯を食べれば、500シリング(約500円)で魚沢山食えるぜ』と言われ、男に付いて魚屋へ行きました。数種類の魚があり、1キロで600シリングほどで魚が買えるとのこと。男に確認するとこれはレストランでは1000シリング以上するのでお得だよと言うので魚を買いました。

この時点で男の言い分としては、この魚を家族でシェアして一緒に食べようと言っているように感じました。僕の出費600円ほどで魚を買い、家族が調理してくれて一緒にご飯を食べるように誘導してきます。

魚を買って彼の家に案内され嫁さんを初めとする家族を紹介され、しばしくつろいだ後に『米やスパイスを買うから1,200シリングくれ』と言ってきます。この時点で僕は「あー、、、このパターンか、、、」と落胆しました。

そんなことさっきは一度も言ってなかったじゃないかとボロクソに言ってみたものの埒が明かず1キロの魚を今更持って帰っても宿にキッチンはないし面倒なので1,200シリングを支払いどれだけの料理が来るのか見てみることにしました。

出てきたのは到底1,800シリングの価値があるとは思えない料理。魚料理自体はおいしかったものの、後悔しました。その後チップを払えと10分ほど付きまとわれたのでまたそいつとは喧嘩して別れました。

これは一つの例ですが、彼らはこのように小出し小出しで理由を付けてお金を要求してきます。ロバで生活しているユニークな島なのでと思い、人を試しに信用してみたらこの有り様です。

合計でいくらかかるか事前に確認しましょう。

こんなことが滞在中は日々続きます。ダウ船に乗ったときも最初に3000シリング支払いましたが、降りた後に船のクルーとは別に紹介者からもチップをよこせと言われます。高額なチップを要求してきて要求額を支払わないとしつこく話し続けてきます。気持ち程度のチップを支払い、後は無視して歩き去るのが一番効果的だったりします。

僕はラム島に行く前は安全で良い所だと聞いていました。確かに暴力事件は少ないのでしょうが、世界中から人が訪れるこの島のローカルガイドは嘘つきで信用ならない存在です。美しい島と大多数の良き島の人々は大好きですが、数人の詐欺師達によって僕は二度と来なくても良いかなと思っています。

ちなみに僕は2回ほどこのような詐欺にあいました。被害は合計しても4000円ほどのものですが、今思い出してもムカつきます。騙されるのも旅の醍醐味として思い出に残っています。

狭い迷路のような島という特性上、道に迷いやすいし、毎日同じような人と顔を合わせるし、ツアー会社などあってないようなものなので詐欺師には絶好の環境が整っているように思います。

とは言っても所詮1000円ほど渡すと彼らは凄く喜びます。お金に余裕のある人は些細な問題でしょう。僕は無職なので1000円は超大金なのです。

ここまでローカルガイドのウザいところも書きましたが良いところと言うか、ユニークな所として彼らは観光客から日々数百円のお金をもらって生きています。

港についた観光客をホテルへ案内、ホテルへご飯をデリバリーすること、ダウ船やロバ乗りツアーの案内などからコミッションを貰って生きています。いわば観光島であるこの町ではこのようなユニークな生き方をしている人が沢山います。彼らの生活圏にお邪魔しているのは僕の方なので召使でも雇った気になって数百円のチップを払い助けてもらいましょう。

さいごに

ダウ帆船に僕は人生で初めてラム島で乗りました。エンジン音なく三角帆で風を受けて無音で海を進んでいく周りの船を見ているとエンジン発明前にもこのように人々は海上を移動していたのだなと感動するほどでした。

ロバに乗ったり、荷物を運ばせたりしながら生活している迷路のような街並みは世界遺産に登録されており、非常にユニークです。詐欺師が多くてウザい島ですがそれもせいぜい数千円の話でしょう。

スワヒリ文化の根付くユニークなケニアのラム島に皆さんも行ってみてはいかがでしょうか!


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