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こんにちは。
バックパッカーとして、いわゆる発展途上国と呼ばれる国々を旅しながら暮らしていると、路上で物乞いをして暮らす人々に頻繁に出会います。
そうした人々に対する気持ちは、旅を始めた頃と今とでは、大きく変化したように感じます。今回は、約1年半の旅を続けている僕が、路上で助けを求める人々に対して思うことを、素直に書いてみたいと思います。
この記事を読んでくださった方が、これから海外へ行く際に、もし気持ちが向いたら、ご自身の懐が痛まない範囲で、彼ら彼女らに手を差し伸べるきっかけになれば嬉しく思います。
旅の中で出会った、様々な事情を抱える人々
路上で出会う人々の姿は本当に様々です。僕がこれまでに目にしてきた光景を、思いつく限りお伝えします。
幼い子供たちが、小さな手でお金を求めてくることがあります。また、赤ちゃんを抱えた若いお母さん、静かに道端に座っているお年寄りもよく見かけます。
明らかに怪我や病気を抱えている様子の人、体に障がいがあると思われる人にも出会いました。その一方で、一見すると健康そうに見える、若い世代の人々が助けを求めている姿もあります。
こうして振り返ってみると、本当にあらゆる背景を持つ人々が路上にいるのだと改めて感じます。共通しているのは、皆、何かしらの助けを必要としているということです。
私はお金を渡すのか?彼らとの向き合い方
路上で助けを求める人にお金を渡すべきか。これは、おそらく誰にとっても答えのない問いでしょう。何が正解というわけではないので、一人ひとりが自分の心に従って行動するのが一番だと思います。ここでは、僕が普段どのように接しているかをご紹介します。
気持ちが向けば渡すこともありますが、渡さないことのほうが多いです。
お金を渡した後の反応も、人によって本当に様々です。各国の言葉で「ありがとう」と感謝を伝えてくれる人もいれば、もっと欲しいという態度を示す人、無言で立ち去る人もいます。
以前は、お金を渡すのだから感謝の言葉や謙虚な態度があって当然、という無意識の期待が自分の中にあったことに気づきました。しかし、彼らが置かれた厳しい状況を考えると、それもこちらの勝手な思い込みだったのかもしれません。僕が渡す少額のお金では、彼らの満足には到底及ばないということもあるでしょう。
個人的に、お金を渡しやすいと感じるタイミング
路上で生活する人々に対して、個人的に思うことがあります。

それは、声をかけられるタイミングについてです。
街を歩いているとき、突然手のひらを差し出されても、安全面から財布を持ち歩いていなかったり、すぐに取り出せる小銭がなかったりすることがほとんどです。
(余談ですが、旅をしていると小銭が溜まりがちなので、誰かに渡そうと思って、あらかじめポケットに小銭を準備して街を歩くこともあります。)
人通りのある路上で立ち止まって財布を開く行為は、色々な意味でなかなか勇気がいります。そのため僕は、ポケットの小銭をさっと渡すことが多いです。
そうした中で、僕が思わずお金を渡してしまうタイミングがあります。それは、路面店や屋台で買い物をし、お釣りを貰った直後です。そのタイミングで近くにいる、特に小さな子供などには、そのお釣りから少し渡してあげたいという気持ちになりやすいです。
そんなことを思いました。もし皆さんが海外旅行へ行く際は気持ちの向いたタイミングで結構なのでお金をあげてみてはいかがでしょうか。