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旅してる最中に読んで面白かった本
旅をしていると本を読む時間が多い
海外をぷらぷらとしていると多くの移動時間や暇な時間があるので必然的に読書量が増えます。
そんな僕が読んだ中で面白かった本をご紹介しようという記事です。
ちなみにですが、僕の好きなジャンルはエンタメノンフィクションです。
クスッと笑えるような体験記が好きです。
エンタメノンフという言葉を知っていますか。正しくは「エンタテインメント・ノンフィクション」。作家の高野秀行さんが提唱している新ジャンルで、人とは違う視点で見た物事を面白く工夫して書いているノンフィクションを指します。「きっかけは、書店で自分の本が見つからなかったことです(笑)。多くの書店でノンフィクションのコーナーに置かれているのは、事件を追うルポルタージュものなど、シリアスなものばかり。そうでないノンフィクションは“旅行”や“健康”など別々の棚に置かれてしまっていて、なかなか見つからないんです」
面白かった本
1. 飼い喰い 三匹の豚とわたし 内澤旬子
著者の内澤さんが世界中を巡って動物の屠畜方法や文化背景 、屠畜に対するその国々の人々の考え方を書いた本”世界屠畜紀行”の続編。
自分で豚を飼って育てて食べてみようという本。
豚3匹を飼って食べる著者の豚への接し方には狂気を感じる。
しかしながら著者は至って真面目であり、豚を可愛がり食べるまでの過程を軽快な文体で読める。
スーパーに売っている肉の切り身を見た時の気持ちが読書後に変わること間違いなしのおもしろ本。
世界屠畜紀行と合わせておすすめしたい。
世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR (角川文庫)
2. アヘン王国潜入記 高野秀行
ミャンマーの山奥の村に住み込み、アヘン(ケシ)を種まきから収穫までの記録を書いた本。
怪しいタイトルの本だと思われるかも知れないが、読んでみるとクスクスと笑いながら読み進められる。ミャンマーの山奥の村の人間模様も非常に面白い。ぜひ読んでみてほしい一冊。
この本だけはなく、クスッと笑える面白い本が多いので高野秀行さんの本はおすすめです。
普通の人には中々出来ない体験をトラブルに巻き込まれながら突き進んでいく著者の体験記を読むと僕の小さな悩みを吹き飛ばしてくれる。
おすすめ本として、ワセダ三畳青春期やアジア新聞屋台村などがお手軽に読めて面白いのでぜひ読んでみてほしい。他の本も凄く面白いので気に入った際は手を伸ばしてみて下さい。
3. 深夜特急 沢木耕太郎
言わず取れたバックパッカーのバイブル“深夜特急“
著者が1970年代中頃にロンドンまで陸路で旅する物語。1980年代以降日本人バックパッカーに多大な影響を与えた。
この本を読むと70年代当時の状況が鮮明に描かれており、羨ましいなという気持ちになる。
旅好きの方はぜひ読んでみて下さい。
4. 極夜行 角幡唯介
極夜――「それは太陽が地平線の下に沈んで姿を見せない、長い、長い漆黒の夜である。そして、その漆黒の夜は場所によっては3カ月から4カ月、極端な場所では半年も続くところもある」(本文より)
グリーンランドにあるシオラパルクという世界最北の村を拠点に一匹の犬とソリで極夜を探検し、4ヶ月ぶりに太陽を見るという本。
太陽という究極の存在が無くなってしまい、月を頼り極寒の地を移動する著者が4ヶ月ぶりに太陽を見た時の感想を読むと何とも熱くなるものがある。
サクサクと読み進められるのでぜひ読んでみてほしい一冊。
5. 今夜、全てのバーで 中島らも
アル中の35歳男性が肝臓壊して病院に入院してアルコール依存症と向かい合う話。
どのタイミングで著者の中島らもはこの本を書いたのか僕は知らないし、調べてもいない。
だが恐らく著者のアル中体験を元に書かれたのだろうと強く感じるリアリティーがある。
アルコール依存症に関する十分な知識を持ちながらも依存症から脱却するのは容易ではないのだろう。
アルコールに限らず依存症というものについて考えさせられた。
破滅的なまでに自分を傷つけながら欲望に忠実に生きる人間にはある種の美しさを感じることがある。自分はそのように生きられないが、自分の中にはそのように行動したい欲望があり、それを自制しながら生きていることから来ているような気がする。
すらすらと読みやすく、クスッと笑える皮肉屋な主人公に共感出来る面白い本でした。
この本の最後の締め方は素敵ですよ。未読の方はぜひ読んでみて下さい。
5. 燃えよ剣 司馬遼太郎
今まで新選組の本は読んだこと無いし、ドラマなども見たことがない僕だが何となくKindle unlimitedでおすすめ本として出てきた燃えよ剣を読み始めてみた。
感想としては「めちゃめちゃ面白かった」の一言に尽きる。
新選組副長・土方歳三の生涯を描いた物語。言わずと知れた名作なので今更僕が紹介するような本ではないと思うが面白かったので仕方ない。
とりあえず熱すぎる男達の生き様をぜひ読んでみて欲しい一冊。
彼らの命を燃やすように生きる様を見ていると、なんと平和な生き方を自分はしているのだろうと考えさせられた。1cmくらいは近づきたいものである。
6. 苦役列車 西村賢太
中卒日雇いで生きるクズ男の話。
著者の体験を元に書いた私小説である。
主人公・北町貫多はいわゆる底辺日雇い労働者である。
幼少期に父親が性犯罪を犯し、故郷を出ざるを得なくなったことや生まれながらの気質も相まって屈折した人間になり、その生き様を描いた本。
読んでいて特別面白いという訳ではないが、何だが読み進めてしまう。
こういう本を読むのもたまには良い。主人公に共感したり、嫌悪したり、同情したりする。そんな本。
第144回芥川賞受賞作です。
7. 世界音痴 穂村弘
著者の感じたことや体験したことを書いているエッセイ本。
2ページ程度のエッセイが沢山記載されており気軽に読めます。
私はこの本が好きです。面白くもあり悲しくもある良い本です。
スリランカのアルガムベイにて足の皮膚を切り、5針縫った時に歩くことが出来ないのでホステルで本を読んで過ごす日々の中で出会った本です。
気分は落ち込んでいて、何ともやりきれない気持ちが続く中で読んだこの本は僕の気持ちを軽くしてくれました。
著者は自閉症気質とでも言えば良いのでしょうか。時に過敏であり、過剰であり、鈍感です。
著者が人一倍過敏に感じている感性をこの作品を通して味わうことが出来、くすっと笑える良い本です。
自分の中にも著者と同じ感性は心の奥底に小さくあり、所々共感することが出来ます。
また著者は歌人であり、2ページ程度のエッセイの最後に短歌が記載されています。
エッセイに全く関係の無いように見えるものもあれば、関係あるように見えるものもあります。
その中で「サバンナの象のうんこよ聞いてくれだるいせつないこわいさみしい」という短歌がありました。
なぜだか僕妙にこの短歌に惹かれてしまいました。うーん、素晴らしい名作な気がする。
さいごに
今後も読んで面白かった本をどんどん追加していこうと思います。目指せ30冊!
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